今回の講座は、文化の日にちなみ「近江商人と文化」について学ぶ講座を企画しました。島﨑家は日野の商人であり下野国茂木(現在の栃木県芳賀郡茂木町)で酒造業を営んでいました。島﨑家第三代利兵衛(雲圃)は画人髙田敬輔に画を学び、その画風を下野に伝えました。
近江と下野の二つの土地が日本画を通じて強く結びつき、彼らの行き来が芳醇な文化の営みをもたらしました。近江商人の行った社会貢献の一端を学び、現代のCSRを考える講座です。滋賀県立美術館学芸員(日本絵画史)國賀由美子氏から、「近江商人が美術史に果たしたある役割」と題して、日野商人「嶋崎家」と画人「髙田啓輔」とのかかわりを通して、全国を行き来した近江商人が、商売のみならず豊穣な文化の営みをもたらしたことについて解説していただきます。 又、現在美術館に展示されている作品の中から、近江商人に関する作品と、その背景にある佛教美術についても、解説を交えて鑑賞します。
■ 開催日時:平成28年11月3日(木・祝) 午後1時30分 ~ 午後4時30分まで
■ 集合場所:滋賀県立近代美術館玄関前
■ スケジュール:近代美術館前集合 その後徒歩で夕照庵へ移動→
夕照庵(滋賀県文化ゾーン内)講演→文化ゾーン散策 近代美術館へ移動→
滋賀県立近代美術館にて「つながる美・引き継ぐ心」琵琶湖文化館の仏教美術展示会鑑賞→
現地解散
■ 参 加 費:1,500円 当日 現金でお持ちください。
■ 申込締切:10月27日(木)到着分まで
※申込み「確認書」の送付をもって受付とします。確認書が届かないときはご連絡下さい。
■主 催 NPO法人三方よし研究所
■お問い合わせ先:〒522-0022 滋賀県彦根市鳥居本町658 TEL. 0749-22-9854
※詳しくは、参加者募集PDFファイルをご覧ください。
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