活動報告

近江商人に学ぶ

2014年日中企業経営者合同特別企画「近江商人×寧波幇」開催される

■2014年8月30日(土)14時~20時 
■重森三玲旧宅/招喜庵

寧波代表で太厨具有限公司の楊副社長(右)と書道家の竹本大亀先生(中)と当研究所代表理事の塚本喜左衛門(左)。竹本大亀先生の古代象形絵文字のトークとパフォーマンス後に撮影。

※詳しくは喜左衛門ブログをご参照ください。
{近江商人VS寧波商人}

http://www.tsukaki.com/special/2014/09/vs_1.html

去る、8月30日(土)に招喜庵(重森三玲旧宅)にて、中国・浙江省の寧波(にんぽう)から企業家グループが19名と当研究所メンバーを含めた日本人側22名による研究会及び懇親会が開かれました。

 研究会Ⅰ部では「新時代の近江商人と寧波幇」というテーマで、前半は竇少杰氏(立命館大学経営学部助教)による寧波の歴史的背景、そして現代に至る寧波幇の活躍についての講演。後半は現代の近江商人を代表して、当研究所の中澤実仟盛氏(株式会社ナカザワ取締役社長)が講演を行いました。

 研究会Ⅱ部では現代の寧波幇と近江商人の活躍として、それぞれの代表がショートスピーチを行いました。当研究所からは、本郷庄市(㈱本庄)、岩根順子(サンライズ出版㈱)塚田眞右(㈱神領製作所)がススポーチを担当。寧波幇からは外国から高級木材を輸入し、家具や木の玩具に加工しているグループ経営者夫妻。厨房用換気扇電気とガスコンロを研究開発会社社長、若干36歳で中国全土の工業団地のコンサルティングをしているという、経営管理コンサルティング会社社長、と錚々たる面々のお話でした。

 今回は寧波の企業家グループが友好と研修の為に来社され、「三方よし理念」を学ぶ講座ということで、当研究所が企画致しました。寧波市は陽明学を広めた王陽明の生誕地であり、滋賀の陽明学の祖である高島の中江藤樹ともつながっていたことなど、近江とのつながりに大きな発見がありました。また蒋介石の出身地でもあることから、革新的な風土も感じられる寧波。互いに教え教わりながら、経営者理念を深めていくことの大事さと、「商人」のつながりは国境とは関係のないということを互いに感じる素晴らしい一日となりました。

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