7月16日(土曜日)に開催しました公開講座は24人の参加者となり、無事終了致しました。天候にも恵まれ、参加者一同、バスに乗っての高島の大吉牧場見学と、その後の永谷武久氏(大吉商店株式会社取締役社長)の講演となりました。
近江商人の現代的意義をさぐるシリーズとして、高島の地から日本全国、遠く東南アジアにまで販路を拡大する大吉商店株式会社を取り上げました。精肉だけでなく牧場経営や農業にまで業域を拡大し、常に挑戦をし続けている4代目の永谷武久社長。近江商人と縁の深い西武百貨店や高島屋等の紹介を受けて、販路拡大につなげていったこと。また、利益の追求のみならず、企業経営の柱に中江藤樹や盛和塾等の思想・哲学をおいて、常に自らを振り返る真摯な姿勢は、「三方よし」の理念を引き継ぐ、まさに現代に生きる「近江商人」の姿でした。
▲大吉牧場。約300頭の牛を飼育
▲大吉牧場で説明する永谷氏
▲牛舎で説明を聞く参加者
▲牛舎の様子
▲牛舎近くの「秋葉の水」。高島の生活用水として使われてきている
天然地下水を牛も同じように飲んいでる。
▲安曇川町商工会での永谷氏の講演